四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

てぃだ食堂 TidaShokudo @ 三ノ輪橋

お腹が空いて、三ノ輪橋にある商店街、ジョイフル三ノ輪にある、てぃだ食堂に行きました。

ティダは沖縄方言、所謂「ウチナーグチ」で言いうところの「太陽」。なので太陽食堂といったところでしょうか。

場所がわかりにくいのです。国道4号から商店街を進み、早い時間帯であれば38円でコロッケを売っているお弁当兼お惣菜屋さんが左手にあります。その角の路地を覗けばお店があります。

残念ながらお店に入っても、お迎えの言葉はありません(笑)。そんなに混んでいる様子はありませんが、注文のあったお料理の用意をご夫婦そろって厨房にこもって対応しているらしく、お店の気配がつかめないないのでしょう。

 

店内には4人がけのテーブルが2つ、その4人がけのテーブルの間には2人がけのテーブルが。奥には6人が入れる個室もあるようですがドアが閉まっており、様子はわかりません。迷わず(というよりは空いている)2人席に陣取ります。左にはコーヒーを傾け、おしゃべり(ウチナーグチでいうところのユンタク)されているお姉さま方が。右隣にはビールを傾けるお兄様方がいらっしゃいます。とりあえず湯飲みにサンピン茶(薄めのジャスミン茶)を注ぎメニューを見ながらしばし考えます。

【メニュー】

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前回は失敗の少ないフーチャンプルーをいただきました。可もなく不可もない普通のフーチャンプルーです。他にもヘチマとかハンダマ(水前寺菜)とか沖縄野菜を集めているので、仕入れとか大変そう。気になったのは「与那原(ヨナバル)直送」と書かれていた沖縄そば。この日はそばをメインにすえることにしました。実は沖縄にいたころ、大の沖縄そば好きとなり、いろいろ食べに行った記憶があります。こちらでは初挑戦ですから、そば小、ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)にサラダがついた沖縄そばセットをいただくことにしましたました。ちなみにお値段は沖縄レベル。下手するともっと安いかもしれません。お財布も喜んでいます、ありがたし!!

 

ちなみに沖縄そばとソーキそばの違いってご存知ですか?沖縄そばは三枚肉の煮つけが、ソーキは骨付きアバラ肉が載っているものです。ソーキについて言えば、沖縄でも軟骨ソーキが主流になりつつありますが、本来は本当の骨付のアバラ肉を使うようで、私が沖縄にいたころは「軟骨ソーキ」と区別して「本ソーキ」と呼ばれていました。

 

お茶を飲みながら待っていると、右隣のテーブルにお料理を運ぶため、ようやくマスターが登場、何故か驚かれました(笑)。メニューの脇に貼られた写真には、そばの上に紅生姜が乗っているように見えます。紅生姜は味変の道具、デフォルトで乗せるのはどうなのでしょうか。マスターに確認したところ、やっぱりデフォルトで紅生姜 On The そばとのこと。当然不要と伝えます。

お盆がきました。やってきたそばにはしっかり紅生姜が乗っています。

思わず言葉を失いましたが、小皿をお願いしよけていると「あぁすみません、要らなかったんですよね?スープ入替えましょうか?」

沖縄そばセット(紅除去)】

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出てきたおそばですが、確かに麺は沖縄そばのそれです。でもゆですぎなのか、低い温度でゆでたのか、しゃっきりと上がっていなくて残念。スープはカツオ感がありその点はgood。でもMSG感もしっかりありちょっと残念。、好みもありますが、私はやっぱりカツオが濃厚なスープが好きです。那覇市にあるボトルネックさんやTen to Tenさんのカツオ節ガッツリかつ、MSG感の薄いすっきりスープの素晴らしさがあらためて認識できます。まぼこは八重のかまぼこなのかな?良くわからない。三枚肉は、・・・おっつ?これは美味しい、良いじゃない。助け舟ならぬ助け豚。豚の神様ありがとう。豚野郎の私にとって、あなた豚神様はやっぱり偉大です。

お次はジューシー。うん、沖縄で売っているジューシーの素を使ったようなお味。基本的に炊き込みご飯は好きだから問題なし。

会計をしながらもう一回メニューを見直します。三枚肉丼なるものがあります。もし来ることがあればそれにしよう。あと沖縄野菜の天プラかな。

 

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沖縄家庭料理 てぃだ食堂
東京都荒川区南千住1丁目17−10
03-5604-9267