四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

三楽 Sanraku @ 赤羽

以前寄ったお店の紹介です。こちらのお店は赤羽の駅近のお店。当時既に2軒通過済みの為、その日通過する最後のお店を物色していました。チラッと覗き見したところ、まばゆいばかりの白木のカウンターがコの字にめぐらされています。となれば、入店確定となります。

杉の白木であつらえたカウンター。当然ながらコーナーまで一枚であつらえており、ニスなどは施していません。それにもかかわらず、しみひとつないそのお姿には、衝撃を覚えざるを得ません。

手始めにホッピー(白セット)とオニスラを注文。是非白木に映えるホッピーの色、そしてオニオンの透けるような色味をお楽しみください。

オニスラで最初の中はあっという間に蒸発。仕方なく中のお代わりをお願いしつつ、続いて頼みたるは目玉焼き。黄身はあくまでもプルプルで当然2個付け。そうそう、目玉焼きはこうでないと。卵一個ですと片目ですから、そんな皿を食べたら片方の目がつぶれてしまいますよ。でもこの頃は当たり前を当たり前と言えないことが多すぎる。愛しの君を愛でつつ、粛々と開眼式を執り行います。その白き柔肌の小さな傷をつけ、醤油をたらせば、まさにその目は阿弥陀如来大日如来のそれ。こちらの腹のそこまで見透かされる思いがします。その眼力を得んと欲すれば、白身をちぎり、法力たっぷりの黄身をまとわせ、次々と我が不浄なる口へ運ぶのみです。

最後に注文したのは煮込み。おおっ!汁気がない、野菜もない。野菜がない煮込みは大好きですが、汁気ナシはお初。箸でつまみ、一口に放り込めば濃厚なモツの香りとコクが口をじわじわ占領し、気づけば完全に占領されてしまいます。

いや、ここは最初に来るべき店だと後悔しても、もはや胃袋は何も受付けてくれません。後ろ髪引かれつつ今宵の勤行はこれにて終了といたします。

f:id:Minutes_of_Saika:20171225134623j:plain

f:id:Minutes_of_Saika:20171225134655j:plain

f:id:Minutes_of_Saika:20171225134758j:plain

 

f:id:Minutes_of_Saika:20171225135102j:plain

f:id:Minutes_of_Saika:20171225135135j:plain

==============================

三楽
03-3901-0767
東京都北区赤羽1-16-4
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13177861/