四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

丸好酒場本店 Maruyoshi-sakaba-honten @八広

先日、京成押上線八広駅東武スカイツリー線の鐘淵駅の中間あたりにある丸好本店を訪れました。

こちらのお店は国道六号線の四ツ木橋のたもとにあるお店で、店内は調理場をぐるっと取り囲むワの字型のカウンターのみのお店です。

かれこれ4年ほど前になるのでしょうか、こちらのお母様が他界され、一旦はお店を閉められましたが、次女の方があとを継がれて今に至ります。お店にはその次女の方と、長女の方(?)がいらっしゃいました。正面の扉から除くと、見える範囲のカウンターは満席。見通し聞かない場所がありますので左手の小さなドアを除くとどうにか2人ほど座れることを確認、さっそく入店とあいなります。

席に着いたら「ボール」とつぶやきます。こちらのボールは「丸好ハイボール」といいまして、他店のように天羽さんとかの梅エキスを利用したものではありません。しかしかすかに漂う梅の香りは明らかに天然モノ。うっすらと色づいたボールの上品さは他店を圧倒するものがあります。写真撮影禁止の張り紙無視して思わず写してしまいました。

問題はアテ。こちらのお店はその昔、レバ刺しでめちゃくちゃ有名なお店でした。ほとんどの方はそれ目当てで来ている節があり、中にはお店で食べた後、お土産に持って帰られる方も。生肉にテイクアウトってありなんでしょうかね?と当時思ったものです。

当然このご時勢、レバ刺しはご法度なので出されていませんが、レバ焼は健在。悩むところですが、メニューを見渡すとおっ発見、ジャガカレー。結構メニューの消しこみガ多く、有るか確認すると何とか一人前はあるとのこと。当然いただくことにします。ジャガカレーがレンジでチンされる間、他のメニューの状況を確認。ドジョウは売り切れとのこと。チッ!思わず舌打ち。私にとって丸好さんは「レバー」「どぜう」「ジャガカレー」のお店です。久々にこちらの「どぜう皿」をいただきたかったのですが、残念です。

座った位置の都合から目の前には煮込みの海が広がります。一切湯気が出ていないのは、表面を油が覆っているからです。注文が通りと火をつけて温められますが、すぐに凶悪なマグマのようにグツグツと音を立て始めます。冬はこの位置は良いのだけど、夏は暑いんだよね。この煮込み、On The Riceにするとかなり危険な凶器に変わります。メニューにもホルモン丼とありますが、かつてあった飯釜がないのでもうやってないのかもしれません。

そうこうしているとジャガカレー到着。以前お母さんがご健在のときより味は薄め。時代と共にいろいろ変わるのはわかります。味が薄ければ健康には良いかもしれません。でもそんなこと考えて訪れる私ではない。あの割り下の効いたおふくろの味のジャガカレー、肉なんて当然入っちゃいないあのジャガカレー、飯の破壊力抜群のあのジャガカレー、Please Come Back と叫びたい。

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外観

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丸好ハイボール

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丸好酒場本店

03-3611-2420

東京都墨田区東向島6-63-6

https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13041461/