四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

横濱屋 Yokohamaya @ 神谷町

桜田通りの飯倉交差点にある、横濱屋さんを訪れました。神谷町を降り、飯倉の交差点に向かって坂を登りつめます。交差点の丁度角にあるビルの地下にお店はあり、地下に続く階段の入り口にある木製の看板が目印です。

ドアを開けると照明控えめ、JAZZも控えめな落ち着いた空間が広がります。小さな声で男性の従業員の方が迎えてくれますので、無言のまま指一本を立てて、一名であることを伝えます。ランチ時に一人の場合は入ってすぐ右手にあるカウンタ-席を案内され、続いてお食事かを確認されます。ついつられてしまうのか、「ハヤシライスを...」と、こちらも小声かつ言葉少なめになってしまいます。こちらのお店は、鬼平の作者である池波正太郎が来ていたお店として有名。店内のどの席に座って、原稿を書いていたのかなとか、勝手に想像してしまいます。

メニューは正直見たことがありませんので、フードメニューは他にもあるのかもしれません。ただランチ時はハヤシライス一本です。これは毎回店員の方が初めてのお客様にランチの説明として「ハヤシライス...」といっていることからも明らかです。

こちらのハヤシライスは、トマトの酸味が効いているのが特徴。とてもさらっと仕上げており、いわゆるデミグラス風味のトロッとしたハヤシライスとは一線を画します。ベースとなるスープもきちんとされているのでしょう、喫茶ランチでありがちなMSGたっぷり感はなく、とてもさっぱりとした後口。こういう食べ心地が良いものを毎食とっていれば、健康になれると信じています。

食後にはコーヒーとデザートが付きます。コーヒーは当然のことながらハンドドリップ。一杯取りではありませんが、こまめに入れられるので店内もカップの中も香ばしいコーヒーの香りで満たされています。この時のデザートはリンゴのコンポートにカスタードソースをかけたものでした。甘さ控えめのデザートは、焙煎深めのコーヒーによく合います。

カウンター席しか利用したことはありませんが、のんびりコーヒーを飲んでいると余っているコーヒーを「お代わりいかがですか?」と勧めてくれます。ありがたく頂戴すればもうお昼の休憩は終わる時間。いやぁ、やっぱり落ち着きます。これで950円ですから、個人的には納得です。

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ハヤシライス

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コーヒー&デザート

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横濱屋

03-3586-7486

東京都港区麻布台1-11-2 星野ビル B1F

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130704/13039935/