四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

魚亀 Uokame @ 麻布十番

 

昨年のランチで訪問したお店の紹介です。この日はオフィスからちょっと距離はあるものの、東麻布にある魚亀さんで頂きました。

こちらのお店は、ロシア大使館の西にある狸穴坂(マミアナザカ)という長い坂を下りきったところを左折し、ちょっと行ったところにあります。この狸穴坂ですが、名前の由来はその昔この坂に狸のすんでいた大きな穴があったそうで、そこに由来して坂の名前としたそうです。港区は坂の由来を記した木柱を立てますので港区を歩くさいにはちょっと気にしてみてください。坂を下った右手には、大きな狸穴公園という意外と大きな公園もあります。この辺は昔からの住宅街のようなので、周辺に子供が住んでいそうな気配は無いけど、噴水とかもあり、地域のお年寄りの集会所といった感じなのでしょうか。名前は狸穴なのに何故かお稲荷様が祀ってあるのもポイント高めです。ちなみにここまでの記述でアクセス悪そうと思った方、迷いそうと思った方、正解です。

まずは入店儀式。屋号である「魚亀」の金看板の下で二礼二拍一礼。向かって左にお店の出入り口が、右には厨房の出入り口がすえてありますので、ここは迷わず左の暖簾のかかった方をくぐります。

お昼にしか行きませんが、厨房出入り口の前にはいつもながら、これでもかという発泡スチロールの山。元魚屋さんと聞いているのですが、大きさからいって、いいサイズのぶりやらひらまさやらを季節ごとに仕入れているのでしょう。ためしにiタウンページで調べると業種は鮮魚店となっていますので、もしかすると「鮮魚部」もあるのかもしれません。お近くの方はお試しを。

中に入ると右はカウンター、左はイス席。入り口すぐの階段を上がればおそらくは座敷が広がっているのでは?行ったことがないのでわかりません。お一人様の私は当然カウンターの隅っこを目指しますが、その前にメインの注文をするのがここでのランチのしきたりです。

あいにく行った時間が遅く、フライは売り切れとのこと。煮魚はありましたが、糖質制限中の為、焼魚を注文(750円)。ここの焼き魚は少し変わっていて、三種類程を合い盛りにしてくれます。今日は銀鮭、鯖、鰆の西京焼きの三種です。お魚一品一品のボリュームは小さめなので、3品ほどあってちょうど良い具合ではないでしょうか。

目の前のカウンターには様々な小鉢が並びます。シラスおろしと冷奴の小鉢(各50円)を追加して席に着くとお新香、ご飯、お椀が次々と運ばれてきます。ご飯相変わらずデカイです。事前に「半分で」、とお願いしたのにシッコリ3/4程度入ってます。そもそもどんぶりと茶碗の中間のような器(私は「ちゃぶり」と呼んでいます)にこのボリュームですので、再度「これを半分に」とお願いします。それでもようやく茶碗一杯分、人は見た目で判断するもの、もうあきらめよう。

お椀の中には明らかに2枚貝が。いいじゃない、いいじゃない。これぞまさにナイスガイ。アサリのすまし汁とはラッキーと思って口をつけたら、もっとびっくりハマグリじゃない。ナイスガイどころかぐっと来る、まさにグッドルッキングガイ。冗談はここまで、三つ葉の香りも爽やかな実においしいお吸い物。いやぁ、中年はこういうところでやられてしまいます。

焼き魚到着。西京焼きの鰆、やっぱり最強。その最強空母を守るイージス艦のように、鯖も鮭の後方支援もなかなかいい。我が戦艦白米あえなく轟沈。やっぱりここのお昼は糖質制限ナシで来なくては。

※食堂にカテゴライズしましたが、筆者の利用法ですのであしからずご了承ください。

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魚亀

03-3583-7841

東京都港区東麻布2-12-3

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13002788/