四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

仙成食堂 の マグロのカマ焼き定食 Sennari Shokudou @ 南千住

南千住から三ノ輪への近道である仲通り商店街。その入り口にこのお店はあります。南千住のお店を行き始めてからはや7年。当初は現在の仲通り商店街の現状を示すようにシャッターが締め切られたお店でした。いつの頃からでしょう。なんとなく開いている日が出始め、今ではほぼ毎日営業されています。

南千住という土地柄、呑み屋さんは探すとあるのですが、ちゃんとしたものを食べさせてくれるところが少ない。仲通りやコツ通りに食べ物屋さんは点在していますが、ちょっとマニアックな雰囲気。ぶっちゃけ、駅前のやよい軒日高屋松屋が繁盛しているのがうなずけます。

この仙成食堂さんも昔からのお店系。ガラス戸はスリガラスなどの目隠し系ではなく、完全なクリアガラス。中を覗けないと謎感が増すところ、ここはその辺が他店より入る判断はしやすい。人によっては外からまるみえなのでちょっとひくかも。

お店に入ると正面が厨房で、厨房とほぼ同じ大きさの土間の両側にはカウンターがかけられています。土間の中央には4人掛けのテーブル席があり、ちょっと重めのガラスの引き戸を開けると、おくから男性の「いらっしゃいませ」という優しい声が迎えてくれます。

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仙成名物と謳っているいるのは煮込み。缶ビールなども高めですが置いてあるので吞もうと思えば吞めますが、この日はお腹が空いていたのきちんと定食をいただくことにします。入り口正面に掲げられた黒板には煮豚定食を筆頭に、煮魚、焼き魚、モツ煮、あぶりタラコをメインにした定食があるようです。焼き魚は4種類ほど、煮魚は2種類用意があるようです(とは言っても、ひとつは鶏手羽大根でしたので煮魚定食というよりは、煮付定食のほうが正解かな)。モツ煮定食はちょっとお安めのようですが、小鉢は1つとあります。一方その他は小鉢3つとあります。200円ほどの差ですのでここは少し奮発したものをと思い焼き魚の中から特にオススメというマグロのカマをいただくことにしました。

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うーん、お盆に載り切らない。折りしも店内にいらっしゃったもう一人のお客さんが帰られるタイミング。どうやら煮豚定食を食べたようで、「このボリュームはすごい」とおっしゃっていました。ふーん。ちょっと気になります。今日の結果を受けて別の機会にTryするかを判断することにしましょう。

魚は二度焼きです。一から焼くと時間がかかりますので定食屋さんでは通常のやり方。でも、一度焼いてから時間が経っているようで、ちょっと乾燥気味で残念。大きさからしてメジマグロか何かでしょうか?当然ですが骨の部分もかなりありますので魚好きにオススメのメニューです。

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小鉢の1つは肉じゃが。薄味で上品な仕上がりです。

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もう1つの小鉢は野菜の煮浸し。これもあっさり味でとてもいい。

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最後の小鉢は浅漬け風のサラダ。青紫蘇風味でこれもサッパリと食べられます。食べかけ写真ですみません。

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お味噌汁は小松菜。なかには大根や玉ねぎも入って具沢山。

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全体として綺麗にまとまっていますし、野菜たっぷりで好感が持てます。ひさびさに良い食堂に出会いました。今度は煮豚か煮込みに挑戦ですね。

なお、ご飯はいっぱいお代わり無料のサービスがあります。そのままでかなりボリュームはあると思いますが、卵など副菜も低価格で提供されていますので、腹ペコさんにもオススメのお店です。

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仙成食堂

03-3803-5210

東京都荒川区南千住5-37-6

https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13082340/