四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

日本料理 若菜 の ほうたれ丼 Wakana @ 松山市歩行町

松山市の出張先オフィスの近くにあったのですが、和食のお店で非常に質のいい食事を出されているとうわさに聞きき、お昼ご飯で訪問させていただいたお店です。

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松山市の繁華街である「大街道」を路面電車に沿って一駅分道後温泉方面に向かうと勝山町という路面電車の駅があります。その北側にひっそりとたたずんでいるのがこちらのお店。

中に入ると調理場の前はカウンターがL字型に組まれており、カウンターの右サイドと後方にテーブル席と座敷席が。調理場は大将が一人で切り盛りされており、ホールは奥様らしき女性がお一人で取り仕切っている典型的な家族経営のお店とお見受けいたしました。

外にあるメニューを見るとアナゴや鯛めしやら、気になるメニューがわんさかあります。実は後日鯛めしをいただいたのですが、腹ペコが勝って写真を撮り忘れていしまい、そのまま完食。でもそれも絶品でしたので念のためご報告させていただきます。

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この日食べたのは「ほうたれ丼」。「ほうたれ」はカタクチイワシのこと。ほっぺが落ちる程美味しいことから「頬垂れ」が転じてそう呼ばれるようになったらしいです。

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写真を撮った時、お味噌汁(赤だし)が未着。暫くするとお椀だけ別にいただけました。よかった!

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「ほうたれ」は一匹一匹、丁寧に包丁で下ごしらえされています。甘辛いタレで和え、大葉の千切りをあしらったご飯の上に「これでもか!」と載せられており、その上に白髪ねぎ、のり、あさつきのみじん切りが。うーん、なんとも美しい。

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イワシはピカピカ。まるで一流の工芸作家の金属の工芸品の作品を見る思いです。

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小鉢は出汁巻とフキの炊きもの。フキの香りが、出張でやさぐれた心を癒してくれます。

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もう1つの小鉢はアオサの寒天寄せ。これも春らしい香りに満ちています。

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 宿の近くに三越がありましたので鮮魚コーナーを覗きましたが、確かにおいてあります。他のお店にも「ほうたれの天麩羅」とか置いてあったので、松山の方に大人気のようです。f:id:Minutes_of_Saika:20180417091905j:image

松山にご用のある方、是非寄られるべきお店です。

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日本料理若菜

089-934-9111

愛媛県松山市歩行町1-13-4

https://tabelog.com/ehime/A3801/A380101/38004135/