いちばん の カムジャタン Ichiban @ 綾瀬
昨年、こちらのお店を見つけてからというもの、韓国家庭料理にはまっています。正確に言うとこのお店のお料理にはまっています。
昔錦糸町に勤務していたときも、周りには美味しいとされるお店が数多あり、ちょこちょこ行ったのですが、感動するほどではなく、新大久保にハラルフードや中国料理の食材を見に行くときに人気のお店に寄っても正直しっくり来るお店には出会えませんでした。
こちらはたまたま電車を乗り過ごし、乗り過ごした勢いでたまたま見つけたお店。綾瀬と言えば駅前酒場というお店ぐらいしか認識していませんでしたが、まさに犬も歩けば...的出会いでした。
綾瀬の駅の松戸寄りの改札をでて、右手に周り、北千住方面に少しもどります。ちょうど駅のど真ん中あたりのT字路を左折し少し行った左手にこちらのお店はあります。
中に入るとL時型のカウンターがありますがカウンター席は5席ほど。あとは2人席や4人席のテーブル席で、ママさんとバイトのお姉さんのお二人で切り盛りされています。いかにも女性が切り盛りされているお店らしく店内は清潔でその点からしてGoodです。
メニューを見ると、スンドゥブチゲやサムゲタンなどスープ系のメニューが豊富。キンパやダッカルビなどお腹にたまるお料理も用意されております。ですがこの頃のお決まりは「カムジャタン」。メニューを見るのもそこそこに、カムジャタンとチャミスルを注文します。
お通しには自家製のナムルやキムチといったお惣菜が供されます。この日のお通しは、小松菜のナムルに、獅子唐のキムチ。ここのキムチは何を食べても甘すぎず、辛すぎ仕上げられており、唐辛子の香りが鼻の奥をくすぐってくれます。
【お通し】獅子唐キムチに小松菜のナムル
ママさんと言葉を交わしながらお通しでチャミスルをいただいていると、石鍋の中でグツグツと湯気をあげているカムジャタンの登場です。まずはスープを一口。やっぱりここのスープはとても上品です。豚骨でとられているにもかかわらず雑味が無く(背骨中心だからでしょうか?)、とても丁寧にスープをとられていることが一口いただくだけでわかります。
次にカムジャ。要はジャガイモですが、これをスプーンですくって一かじり。下茹でしたジャガイモをスープに入れて再加熱していますので、ジャガイモの食感も良く何故か落ち着きます。上に載せられたエゴマの葉の香りも爽やかで、ここまで来るともうNon-Stop状態に陥ります。中に入っている豚の背骨を取り出し、骨を舐るようにしながら骨周りの肉を歯でこそぎ落とし、熱くなった口内につめたいチャミスルを放り込む。お酒呑めない方ならライスなんでしょうね。その他の野菜もたっぷりでとても和める味です。
【メイン】カムジャタン
これから暖かくなると足が遠のきそうですが、ママさんいわく、熱いときほど食べに来なさいとのこと。熱くなると、冷たいものを摂る事で胃腸が疲れ気味になり易く、そういう時に韓国系のスープ、特にサムゲタンは良いのだと。うーん確かにそうかもしれんが、夏の暑い盛りにグツグツの韓国のスープとは、逃げ道が無くてつらそうですぞ。
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韓国家庭料理・創作料理 いちばん
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