四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

丸健水産 Maruken Suisan @ 赤羽

おでんを食べに(?)、赤羽に行ってきました。こちらのお店はよくテレビで紹介いされており、本来私の食指はピクリともしないのですが、農林水産大臣賞もとったハンペンがあるとのことで備忘していたお店です。

初めて寄りましたが、要するにかまぼこ屋さんですね。時間がもう少し早ければ、おでんになる前の練り物がずらっと並んでいそうなケースもあります。

スタイルはいわゆる立ち飲み。お店の回りに細身のテーブルがL字に並べてあり、お客さんはその表裏に席取りをします。注文・精算はいわゆるCash On Delivery。席を押さえたら列最後尾に回り、順番が来ればその都度食べ物や飲み物をオーダーできます。中にはTake outのお客さんもいますので、意外と早く順番が来ます。初見という事もあり、警戒しつつ大根や雁もどきなどそのお店の実力がわかりやすい具材を注文。飲み物は...、おぉ!!さすが赤羽。北区には東京23区内に唯一続く酒蔵、小山酒造さんがありますが、そちらで出されている「丸真正宗」のカップがおかれています。

www.koyamashuzo.co.jp

その他にもビールやら酎ハイレモンなどもありますがここは迷わず丸真正宗のカップをチョイスです。

大根など「しみる系」のネタは出汁の出来でその味はガラッと変わるのはご存知の通り。おでんですので出汁の味の決め手は練り物ですが、「しみる系」のネタが異常に美味しい。丸真片手にフガフガ鼻を鳴らしながら食べればあっという間に皿の中身もカップの中身とともに蒸発してしまいます。

2回目は「練り物系」でまとめます。食べたかったハンペンを中心に注文しましたが、ハンペンは注文が通ってから煮ていただけるとのことで、とりあえず紅生姜天やスジ、カレーボールなどを丸真の2本目と一緒に受け取ります。席にもどって一口いただきましたが実にんまい!!この頃の練り物ときたら、ブヨブヨふわふわを身上とする、軟弱な私のお腹のようなものが増えてしまい、その歯ごたえのなさにがっかりすることが多いのですが、こちらの練り物は良い歯ごたえ。割り箸で割れないことはないのですが、かなりのやんちゃモノと見ましたので、つまみ上げて直接かじりつきます。歯を立ると、それは何とか跳ね返そうと抵抗を試みますが、一旦白旗をあげると、さっくりと歯を受け入れ、後はどうぞ御好きにといわんばかりに口の中に魚のうまみをぶちまけてくれます。丸真との相性も絶妙です。

そうこうしている内にお目当てのハンペンが到着。ふっくらと膨らんだ白い柔肌をうっとり眺めつつ、箸を入れます。うーん、箸を通してふわふわ感が伝わってきます。これなんていえばいいのだろう、箸を入れるとハンペンの気泡がつぶれるのですが、その気泡がつぶれる感触がなんとなく伝わってくるのです。言うなれば、食べるプチプチといったところでしょうか?残念ながらハンペンの写真を撮り忘れてしまったのですが、これ必食の一品と思います。お店の方の話ですと早い時間に無くなってしまうことが多いとのことでしたので、ご注意いただければと思います。

丸真正宗を半分ほど残しておでんの出汁を入れて呑むという方法があるそうなのでやってみました。確かに美味しいのは美味しいのですが、騒ぐほどかな?テレビでもこれをやって大騒ぎしているのを見ましたが好みがあるんでしょうね。

いや、久々にいいおでんをいただきました。寒い中食べるおでんは格別ですのでオススメいたします。

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しみる系おでんダネと丸真正宗

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練り物と丸真正宗

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丸健水産

03-3901-6676

東京都北区赤羽1-22-8

https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13008755/