四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

角萬 竜泉 Kadoman Ryusen @ 三ノ輪

お腹が空いて何を食べようかとじっと考え、今日は蕎麦にしようと決定。 移動中のため、今から行き先を神田や浅草に変更するのは面倒だし、立ち喰いなどで手短に済ますのは馬鹿らしい。そんことを考えているとますます腹が減る。こんな時の蕎麦といえば角萬です。向島は方向違い、梅島はもっと違う、入谷も検討しましたが、外したくないので鷲神社の手前にある角萬(竜泉)に寄ることにしました。

角萬は蕎麦であって蕎麦にあらず。太さはうどんでも、うどんにもあらず。よく使われる言葉ですが、角萬という食べ物であると考えるのがやっぱり自然です。

引き戸を開けると正面には白木のテーブルが2台、左手には3人掛けの長細いテーブルが1台壁際に。右手には2人掛けのテーブル2台と小上がりがあります。

ホール担当の姉さんが言う前に、奥の厨房のご主人からいらっしゃいの一言。席は空いているので、2人席を使わせていただきます。注文は決まっています。「冷肉の大」とぼそっと唱えれば、厨房の奥に「冷大1丁」と注文が通ります。磨き抜かれ、ツヤツヤの白木のテーブルを愛でていれば、程なく注文の品が到着します。

冷肉とは冷やし肉蕎麦を省略したもの。冷とはありますが、冷たい訳ではありません。かと言って暖かいはずもありません。冬なら気温以上、夏なら気温以下といった具合。お酒の燗で言えば、ひだまりでしょうか。

箸を取りまずそのまま一口。口の中に角萬が雪崩れ込みます。二口目は添えられたネギ、三口目は七味と毎回味変を加えるのが私流。割り箸の先程の太さに切られた蕎麦をワシワシ食べ進めば、どんな空腹も納得してくれます。竜泉は過去に来ましたので外れないことは承知しているのですが、私にとっての初角萬である向島の方がやっぱり好き。これは完全に好みですが、向島では蕎麦がもっと太く短く仕上げられており、「すする」感はほぼ0。どうやら、角萬好きの多くは初めて食べた角萬を好む習性があるみたい、これ愛かもしれません。でも後学のためにも入谷や梅島も今日みたいにたまには浮気しようかな。

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入り口

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冷肉大

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太いなぁ

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角萬 竜泉店

03-3872-5249

東京都台東区竜泉3-13-6

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