四十、五十は洟垂れ小僧

今日もやっぱり腹が減る、喉が鳴る。そんな中年男の備忘録。

虎ノ門 福家 Fukuya @ 虎ノ門

 

ランチでよく利用しているお店の紹介です。こちらのお店は虎ノ門にあるニッショーホールの建物の並び、郵政福祉虎ノ門第一ビルの地下でお店を開かれています。こんなビル名を挙げてもわからないと思いますので道順を。

桜田通りと環状2号線(いわゆるマッカーサー通り)の交差点を虎ノ門病院に向け進みます。病院の角が「虎ノ門2丁目西」交差点になりますのでそこを左折。右手に虎ノ門病院を見ながら進むと、左手にスタバが1Fに入居しているビルがあります。丁字路になっており、通りを挟んだ角に建つのがニッショーホールです。ひるまずそのまま進むと左手に細い路地を挟み、建っている古いビルが目的のビルです。

大丈夫か不安になるビルですが、迷わず地下へ向かうと、すぐ左手にあるのが福家さんです。お昼時ともなると周辺に勤務されている方が老若男女問わず訪れますので、待ちたくなければ早めのお昼とするか遅めにするかしかありません。

お店を入るとご夫婦とその後子息らしき方がいらっしゃいませと出迎えてくれます。店内は狭いながらも、右手に6人ほど座れるカウンター、左手に4人テーブルが2つ、奥に4人テーブルが1つあります。メインはお魚ですがかき揚げ、豚のてんぷら等、意外とガッツリしたメニューも見かけます。毎日来ても飽きないようメニューの入替えも細やかで、必ずついてくる小鉢も日によって異なり、こちらのお店の心意気を感じざるを得ません。

この時いただいたのは見たままですが焼き鯖定食。いつも大根おろしを追加(100円)でお願いします。またご飯少なめにする代わりに奴の小鉢を追加。厨房の中はメインが親爺さん、サブが息子さんといった状況。主菜の調理以外は息子さんがコントロールしています。店内と息子さんはお母さんがコントロールしていますので、一番偉いのはお母さんなんでしょうね。

席に座ると熱いほうじ茶が出されます、そりゃどんなに暑い夏であろうが。そのお茶をじっくり飲んでいると、さほど待つこともなくお盆に載った定食が提供されます。当然焼き魚は下焼きをしているのですが、こちらのすごさはそれをまったく感じさせないところでしょう。一度足を運ばれればわかると思いますが、鯖なら鯖、鮭なら鮭すべてが絶妙な塩加減・焼加減で提供されます。下焼きはあくまでもすばやく出すための手法と思っていますが、こちらに来るとあえてそうされているのではないのかと考えさせられます。

ご飯とお味噌汁の器は木の素材感たっぷりの器。ご飯の炊き上がりもお味噌汁の出汁もいうことないっす、いや実にナイス。そのご飯とお味噌汁はお代わり自由。しかもテーブルやカウンターの上には調味料以外にふりかけも用意されており、ライスイーターにとっては桃源郷の1丁目といったところでしょうか。

こちらのお店はいわゆる割烹、小料理屋ないし大人の居酒屋とすべきかもしれません。しかし私の利用方法ゆえ食堂とさせていただきます。あしからずご了承あれ。

f:id:Minutes_of_Saika:20180105131822j:plain

鯖定食と大根おろし、奴小鉢

 ============================= 

福家

03-3508-9509

東京都港区虎ノ門2-9-14 郵政福祉虎ノ門第1ビル B1F

https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13014700/